あの日の空を,もう一度…
葵、愛結へ
この手紙が読まれてるってことは、たぶん私はそこにいないね。
急にいなくなっちゃってゴメンね。
私も、もっと二人と一緒にいたかった。
でも、もう無理だったみたい。
そっちは寂しくない?
私は、一人になるのすっごく寂しいし、怖い。
でも、大丈夫。
頑張るよ。
愛結は、心が弱いから…きっと今頃、私の後を追おうなんて考えてるんじゃない?
そんなことしたら、許さないからね。
葵の気持ちも考えなよ?
葵は、自分がしっかりしなきゃ、とか考えてるでしょ。
一人で抱え込んじゃだめだよ。
葵が哀しいのは、私も哀しいから。
離れていても、ずっと親友だからね。
それに、天国と地上って、そんなに遠くないと思う。
ずっと、見守ってるからね。
雲の上から、二人のこと。
今だって見てるし、この先もずーっと見守ってるから!
私は元気だから。
心配しないで?
二人こそ、ちゃんと食べなよね。
私のこと想ってくれてるんだったら、もうくよくよしない!
前を見て、進んで。
でも、時々は私のこと思い出してね。
私は、幸せだったよ。
二人も、幸せになってね。
もう声とか聞けないけど…
心はつながってるから。
大好き!
芽依美より。