しゅがーれもん
「いやーおれの優しさといいますか・・・・」

「何が優しさなんですか!めちゃくちゃあせったんですから!!」

バスに乗ったあたし達は、さっきから同じ事ばっかりいっている。

「まぁまぁお2人とも~落ちつきなさいよぉ」

前の席からひょこっと顔を出したのは

私と同じマネージャーの中西美穂。

同じ学年というのもありすぐに仲良くなった。

「朝からラブラブじゃないですか~」

「そーだそーだ!べたべたしてキモイよー」

美穂の冷やかしに乗り、俊がシッシッと手を振った。

「おいっ俊!なにがキモイだ。先輩だぞ!」

と佐原先輩は俊を睨みつける。

「いや俺はノリでー・・」

「ノリでキモイと?」

冷たい視線負け、「すみません・・」としぶしぶ退散。

いじけてる俊に口パクで「ばーか」というと

「うるせぇっ」と寝たふりをした。

そんなこんなでやっと目的地北陵高校に到着。

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