二つの恋


その人は三年生の
確かバスケ部の先輩。

「先輩もサボりですか?」

私は不意にこんなことを
聞いていた。


すると先輩からは
返事が来ず、うなされて様だった

「えっ…大丈夫ですか?」

私はすぐさま体温計を
探し出し先輩に渡した。


ピピッ♪

―38.5

(うわーっ!高熱!)

「先生呼んで来るんで、待ってて下さい!」

「う…ん」

先輩からは微かにだが
返事が聞こえ私は安心した



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