二つの恋
桜井先輩は昨日の礼に
ファーストフード店で
おごってもらった。
「昨日はありがとな」
と笑顔を浮かべる先輩は
すごく気持ちを落ち着かした。
「いえ」
少し会釈して私はまた
ポテトに手を伸ばす
「なあ、また連絡くれよ」
と紙に書いたメアドをくれた。
私はその帰りにすぐメールをしてみた。
『今日はごちです(*^_^*)』
と送り私はまた歩きはじめる。
と三秒くらいたち電話が鳴る。
表示には―桜井幸田
『全然いーで☆じゃまた』
私はそれから先輩とのメールが
毎日の楽しみになっていた。