死神に恋をした。
紅い涙

【もう、お前の前には現れない。お前を狙わない。だから、お前も俺を忘れろ。】




紅い涙




ヒロ「なーにが、もうお前の前には現れないだよ。」



ジン「うっせぇよ。」



「んま、仕方ないかー。」



「てめぇがあいつを殺せばいいじゃねぇか。」



「えっ、いいの?俺が彼女を殺して。」



「…よくねぇけど。」



「んま、殺すならお前が殺せよ。」



「え?」



「人間に戻りたいんだろ?だったら…」



「無理だっつうの。アイツ…今までに会った事ないタイプなんだよ。」



「は?なにそれ。」



「今までの奴らは、死ぬ事が怖くて毎日おびえてた。なのに…あいつは…」



「お前の事好きなんじゃないの??」



「は?何言ってんだよ。」



「好きだからお前に戻ってほしいんだよ、人間に。」



「あのなぁ…」



「いつまでも、彼女の事引きずってちゃ身が持たないんじゃねぇの??笑」



「お前…」

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