君の心に燈す唄
ガバッ

…屋上だ。
あぁ、そっか
二学期の始業式が終わって、家に帰るのがかったるいから来たんだっけ。
イチイチ始業式をやる理由が分からない。
…くだらない。

てかアイツ…、何処行った?

俺は辺りをキョロキョロ見回してみる。
…居ない?
まぁ正直好きじゃない。
だから先に戻ったって別にどうも思わない。
腹も立たない。
今は木の音のほうが腹が立つ。
アイツはそれ程どうでも良い存在。

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