君の心に燈す唄
『おい、お前バカか?』
いきなり後ろから話しかけられた。

『…居たんかよ……、どっか行けよ』
正直関わりたくない…。
なんかコイツ、オーラが嫌い。
ナルシではなさそうだけど、自信あり気で…。

『俺はバス待ちでね』
…誰も聞いてねぇよ。
『だからお前みたいな暇人と一緒に居てやってんだよ』

『ふ〜ん、それはご苦労様。
てか居なくて良いから、帰れ』

『だからバス来ねぇからここに居んだよ!!』
…イチイチ怒鳴んな。

『あっそ』

それからアイツは何も言わなくなった。
正直ラッキー。

< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop