君を愛してる 〜だから死にたい〜
「生徒手帳に貼るね!」
嬉しそうに言っていた美希を覚えている。
「満面の笑みで一稀の腕に寄り添う美希ちゃんと、その隣で困ったような顔をした一稀……一目であなただと気付いた――全然変わってないだもん」
美里は懐かしむような目をして俺を見つめながら微笑んだ。
「『やっと見つけた』そう思うと同時に『この子は誰?』って思った。仲良く写っているプリクラ、どうしても気になった私は美希ちゃんに手帳を返す時に聞いたの……」
嬉しそうに言っていた美希を覚えている。
「満面の笑みで一稀の腕に寄り添う美希ちゃんと、その隣で困ったような顔をした一稀……一目であなただと気付いた――全然変わってないだもん」
美里は懐かしむような目をして俺を見つめながら微笑んだ。
「『やっと見つけた』そう思うと同時に『この子は誰?』って思った。仲良く写っているプリクラ、どうしても気になった私は美希ちゃんに手帳を返す時に聞いたの……」