君を愛してる 〜だから死にたい〜
「良くないわけないだろ?感染してたら死ぬかも知れないんだぞ?」
「死にたかった……お兄ちゃんと一緒に死にたかった――」
「馬鹿言うな、嘘でも死にたかったなんて言うな」
俺は美希の手を取ると、立ち上がり保健所を出た。
クリスマス一色の商店街を無言で歩いていると、ショーウインドーに飾られた一着のワンピースが目に止まった。
「美希、少し早いけどクリスマスプレゼント買ってやるよ」
「死にたかった……お兄ちゃんと一緒に死にたかった――」
「馬鹿言うな、嘘でも死にたかったなんて言うな」
俺は美希の手を取ると、立ち上がり保健所を出た。
クリスマス一色の商店街を無言で歩いていると、ショーウインドーに飾られた一着のワンピースが目に止まった。
「美希、少し早いけどクリスマスプレゼント買ってやるよ」