君を愛してる 〜だから死にたい〜
二度と言葉すら交わす事もないだろうと思っていた。
あの日、自ら砂稀を傷付けてまで遠ざけた。それが砂稀の為だと信じて――
今ここで折れてしまえば全てが無駄になってしまう。
自分に言い聞かせる様に心の中で呟き、俺は口を開いた。
「じゃあ、俺彼女と待ち合わせしてるからそろそろ行くよ」
忘れもしない――
全身にナイフを突き立てられるような痛みが走る。
笑顔を作ろうとして失敗する。
あの日、自ら砂稀を傷付けてまで遠ざけた。それが砂稀の為だと信じて――
今ここで折れてしまえば全てが無駄になってしまう。
自分に言い聞かせる様に心の中で呟き、俺は口を開いた。
「じゃあ、俺彼女と待ち合わせしてるからそろそろ行くよ」
忘れもしない――
全身にナイフを突き立てられるような痛みが走る。
笑顔を作ろうとして失敗する。