君を愛してる 〜だから死にたい〜
 あまりにも見るに耐えない姿の聡に問い詰めると、泣きそうな顔をして話した。

 どうやら昨日の夜に聡子ちゃんから連絡があり、しばらく会えないと言われたらしい。

 理由は不明。

 「おかしいな……昨日はそんな感じじゃなかったのに――」

 俺は思わず口に出していた。

 「昨日?昨日なんかあったのか?」

 「あ、い、いや、何でもない、何でもない」

 「変な奴だな……まあそうゆう事だから俺の事はほっといてくれ……」
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