君を愛してる 〜だから死にたい〜
 5分と待たずに携帯が鳴り、返事が来る。

 『ありがとうございます。では明日伺わせていただきます』

 明日は日曜日、珍しく予定が入っていない休日だった。



 約束通り聡子ちゃんは家に訪ねて来た。

 部屋に上がると聡子ちゃんは俺の向かい側に腰を下ろして言った。

 「何度もごめんなさい……」

 「構わないけど――聡と会ってないよね?どうしたの?」

 「それが、聡……浮気してるみたいなんです……」
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