君を愛してる 〜だから死にたい〜
 その姿を見ていた俺にはどうしても信じられない。

 「間違いないそうです、聡を見た事ある友達なので……」

 「信じられないな……俺からそれとなく聞いてみるよ、見間違いだと思うし」

 「お願いします……」

 聡子ちゃんを帰した後、早速聡に連絡を取って呼び出した。

 聡にそれとなく聞いてみたが、やはりどう考えても浮気なんてしてるようには感じられなかった。

 その日の夜に俺は聡子ちゃんにそれを伝えてから、一言つけ加えた。
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