君を愛してる 〜だから死にたい〜
 三度俺達は顔を合わせた。

 「美希!その話し本当か!?」

 「う、うん……聡子さんと同じクラスの先輩に聞いたから間違いないよ」

 聡はポケットに手をつっこみ、携帯電話を取り出すと美里の携帯電話にかけた。

 「……だめだ、繋がらない」

 「美希、病院が何処かわかるか?」

 「先輩に聞けばわかると思うけど……」

 美希は俺達の動揺につられる様に目を瞬かせた。

 「すぐ聞いてくれ!」
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