君を愛してる 〜だから死にたい〜
「真嶋聡子――」
「それは偽名じゃ……」
言い終わる前に、俺はある事に思い当たった。美希の言葉――
『聡子先輩の入院してる病院わかりますか?』
美希は確かに『聡子先輩』と言った、そして電話の向こう側の相手も美里を『聡子』と認識しているからこそ病院の場所を言ったのだ。
「偽名じゃ……ないのか!?」
「真嶋聡子!居ませんか?」
俺達のやりとりを不思議そうな顔で見ていた事務員は、聡の言葉に反応してキーボードを打った。
「それは偽名じゃ……」
言い終わる前に、俺はある事に思い当たった。美希の言葉――
『聡子先輩の入院してる病院わかりますか?』
美希は確かに『聡子先輩』と言った、そして電話の向こう側の相手も美里を『聡子』と認識しているからこそ病院の場所を言ったのだ。
「偽名じゃ……ないのか!?」
「真嶋聡子!居ませんか?」
俺達のやりとりを不思議そうな顔で見ていた事務員は、聡の言葉に反応してキーボードを打った。