君を愛してる 〜だから死にたい〜
そしてベットに上半身を起こして座っていたのは――
「一稀、聡!」
「美里――」
聡は俺の心の声を呟いた。
「どうしてここに……」
「それはこっちの台詞だ、なんで入院してるの黙ってたんだよ?」
聡が美里の質問を逆に投げ返す。
「わざわざ言う程たいした事じゃないから……」
聡と美里の会話を聞きながら俺の脳はフル回転していた。
たいした事ない……?
「一稀、聡!」
「美里――」
聡は俺の心の声を呟いた。
「どうしてここに……」
「それはこっちの台詞だ、なんで入院してるの黙ってたんだよ?」
聡が美里の質問を逆に投げ返す。
「わざわざ言う程たいした事じゃないから……」
聡と美里の会話を聞きながら俺の脳はフル回転していた。
たいした事ない……?