生まれ変わったら何になりたい?
ふと、家の前の道端に咲いた花が目に入った。

小さな花。けど、生命力に溢れてて、葉をいっぱいに広げて、自分で生きてた。


そっと、その花に手を触れた。
微かに動いた花は、くすぐったがっているみたいだった。

私は笑顔で花から手を外し、立ち上がった。


「君は、きっと花になれたよね」


そっと、呟いて。

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