自閉症児の育児日誌
まずは、大好きなピンク色にこだわり、総てピンクにしないと落ち着かない。服装もそうだ。彼女の場合、全身ピンクでも全然有りなのだ。勿論、四年生の今でもピンクは好きだが、全身まではこだわら無くなった。保育へ全身ピンクで行った時、さすがに先生は苦笑い。一目で障害児だと分かる格好だ。確かに何処にいても、遠目で彼女と分かるから、少しだけ有り難かった。 次はエプロンと三角巾。保育で料理をする行事が多かった。それが彼女のツボにはまり、家でもエプロン、三角巾の姿。嬉しくて仕方ない彼女。それを付けてご機嫌になるなら安いものだ。だが彼女はそれだけで、掃除をするとか、料理をするとはには興味がない。
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