新しい光
高校に入学して早くも
1ヶ月が過ぎようとしていた。
ただ慌ただしく
毎日を送っている。
ある日、あたしは
なにげなく中庭へ行った。
ただひとりになりたかった。
階段を降りて
外へ出て周りを見渡す…
変わらない風景だなぁ~
なんて思う。
そして、中庭で
誰かが話している。
…ん?
もう一度目線を戻す。
…
…望月先生?
いや違う。
そんなわけない。
あたしは我を忘れて
そこにいる人を見た。