新しい光



「ごめんな」


先生はそう言った。



「どうして?」

あたしは聞いた。



「俺、授業の数が多いんだ。
週20時間までなのに
今の予定で、もう
21時間もあるんだよ。

だから3年には
つけなかった。」



あたしは何も言えなかった。



「俺も、お前らに
つきたかったんだけどな…

ごめんな。」


先生はもう一度謝った。



先生を見ると、
あたしと同じくらい
先生も寂しそうだった。




< 187 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop