新しい光


すぐに気づいて
ニコッと笑う先生。


「せんせ~」


あたしは先生のところに
駆け寄った。



「大丈夫?」


えっ?

あぁ、そっか。

あたしが落ち込んでたから
先生心配してくれてるのかな?


「…あんまり」


あたしは苦笑いしながら
そう言った。


実は昨日の夜も
つらくて泣いたんだ。


泣いたまま寝たから
朝は目が腫れてて…


まさかさすがに
泣いたのは
バレてないよね。



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