新しい光



みんな苦笑い…


あたしは水嶋先生の
名前を聞いただけで
泣いちゃいそうだった。




それからすぐに
授業が始まった。


授業形態だって
水嶋先生とはまったく違う。



そんなことしても
どうにもなんないけど

どうしても
水嶋先生を比べてしまう…



その授業のあと


「全然違うね」


「やっぱ水嶋先生が
良かったよね…」


「山田先生、無理」




みんなの気持ちは
やっぱり同じだった。



みんなの気持ちを
水嶋先生が聞いたら

先生喜ぶかな?




──ねぇ、先生…

先生はあたしだけじゃなくて

み~んな先生のこと
大好きなんだよ。


どうして…

どうして変わっちゃったの?



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