新しい光
歩きながら
あたしは横目で
その人を見た。
あっ…
あの先生だ!
メガネをかけてて
かなり細くて
結構かっこいい。
よく見ると望月先生に
似てないような気が
するけど、やっぱり
ちょっと似てると思う。
「ねぇ、あの先生見て。
イヤホンで曲聞きながら
寝てない?」
「えっどれ?
うわっ本当だ。」
美月が驚く。
「先生なのに
ありえなくない?」
里菜は明らかに
あの先生が
気に入らないようだ。