新しい光
次の日の朝
あたし達は起きて
外を散歩をしていた。
すると前には
水嶋先生が歩いてる。
走って先生の隣りへ。
「先生おはよーございます」
元気に挨拶すると
「…おはよ」
とても眠そうな先生。
「先生って朝
弱いんですか?」
「あぁ、うん。朝無理」
あくびしながら
答える先生。
でも、かっこいい。
そして、あたしは
ふと思い立って聞いてみた。
「先生ここまで
車で来たんですか?」
「そうだよ」
「先生の車どれですか?」
「あれだよ」
と言って先生は
旅館の前に止まっている
スポーツカーを指差す。
「えっ?あれですか?」
「そうだよ。
かっこいいやろ?」
自慢げに言う先生。
「…めちゃくちゃ
かっこいいです!」
本当にかっこいい。
それを運転する先生は
絶対とてつもなく
かっこいいはずだ。
そんなことを考えながら
あたしは旅館に戻った。