新しい光
3年生の先輩2人は
水嶋先生の肩を叩き
笑顔で話している。
そして1人が
水嶋先生の隣り行き
もう1人が写真を撮った。
あっ…
あの人もきっと
あたしと同じように
水嶋先生が好きなんだ…
あたしにはわかる
どんなにあたしが
水嶋先生と仲良く
なれたと思っても
先生はあたしだけの
先生なんかじゃなくて
みんなの先生なんだよね…
それはあたしには
どうしようもできない。
見なきゃよかった。
あたしは小さく
ため息をついた。