先生は極道!?
身内だけの挙式にした。

私たちは智子だけは呼んだ。

祖父母達は来なかった
いや手紙がやってきて

「おめでとう。」
一言だけだった。

けど言葉に重みがあった。

私のわがままで
太郎の傍に帰ってきた。

あの家に居れば
確かにまた違った
幸せがあったかも知れない。

けど私は太郎の傍でしか
生きれない。

だからずっと帰りたかった。

だから毎日泣いて過ごした。

祖母に怒られても泣いていた。
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