先生は極道!?
全く止めないキス。

私は腕を
太郎の背中に回した。

私は本当に
太郎が好きになった。

けど、
あなたは跡継ぎ。

私みたいなものが
相手では無理。

やはり、
麗子さんみたいな人が
いいかも知れない。

太郎が離すと、
私は肩で息をしていた。

「太郎聞いて。
太郎は智弘さんの跡継ぎだよ。

私みたいな人間では務まらない。
麗子さんみたいな人が務まるよ。

太郎。
お願い私を諦めて。」

それが精一杯の愛情だった。
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