危険な執事







「…心配したんだけど」






あたしにタオルを渡しながら、和希、様はそう言った。







「…ごめん、なさい」







髪をふき、俯きながら応える。











でも、内心、







“心配してくれたんだ”








て、嬉しかった。











< 76 / 108 >

この作品をシェア

pagetop