危険な執事







「……上がんないの?」







びしょびしょだから、なんとなく上がりづらくてもじもじしてるあたしに、和希様は言った。










「ぁ…だって」







『ぬれてるし』








と言いかけたところで、あたしの身体はふわっとういた。









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