◆~恋色模様~◆
.★*゚りんご模様゚*★.
「私、怖くて……
昔から男の人ダメで…
それでも裕太くんだけは…大丈夫だったの。
でもっ
……最近裕太くんのこと…違う意味でダメになっちゃって………」
違う意味でダメってどんなんだよ。
あー朱里のことはやっぱわかんねぇや。
「そしたら、昨日美桜に怒られちゃって……
昨日の…美桜も見てて……
あまりにも裕太くんが可哀想って言われて…」
美桜にはなんかいつも助けられてるな、本当。
けど俺可哀想?
なんか可哀想っていうのには引っかかるな。
「だからね、私…
ちゃんと言わなきゃって思って……」
その後また間が開く。
なんか覚悟決めてんのか?
生唾を飲み込んで口を開くけど出たのは
「ゎっ わわわわわっ 私っ」
なんて言う緊張しまくりの朱里の声。
大丈夫か?
「私っ わっ 私っ」
さっきから私しか言ってねぇし。