◆~恋色模様~◆
.★*゚りんご模様゚*★.
◆ 拗 ね っ ◆
「橙ー」
「裕太。 何?」
俺が橙の名前を呼んだのと、橙が俺の名前を呼んだのでクラス橙のクラスが一瞬ざわつく。
まぁ橙は顔怖いから恐れられてるし、その反応は普通なのかも。
あ、俺らはなんだかんだで打ち解けて名前で呼びあう中になりまして。
橙ホントいいやつなんだよ~
顔が怖くなきゃかなりモテるな(笑)
「英語の教科書貸して」
「え、お前勉強してたの?」
「酷いな、おい」
「悪ィ(笑)」
橙は美桜みたいに結構ズバズバ言う。
多分俺は2人が似てるから、橙のことも好きになれたんだと思う。
橙から教科書を受けとると聞こえてきた
「あははー 橙ナイスだわ(笑)」
なんていう美桜の声。
さっきまでいなかった美桜と朱里が教室に戻ってきて、俺らの輪に入ってくる。