秘密な時間



「お前エロイよ」




耳元で呟かれて、きっと私の顔は真っ赤




「俺を帰さない気なのか?」





「なッ!何言ってるんですか!」




「えッ、俺と一緒にいたくないのか?」





「違います!」





「ほら、えっち~」




「違う!」





「残念だけど今日は約束したからな…。もう帰さなきゃいけないんだよ」



「わかってます!」




「そっか…。じゃまたな?」




「…」




別れるのが嫌で何も言わない私の頭を撫でながら、私の手をギュッと握る中山さん




「またな?」




私の顔を覗き込みながらまた問いかける




「はい、また…」




今度は私も中山さんの目を見て言う






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