シンデレラストーリー
いつも通り接していたと思うんだけど、心愛にはすぐに見抜かれた。

「楓、何かあった?」

と下から除いてくる。
やっぱり、心愛には隠し事はできない。

『実はね…』

私は昨日の事を全部心愛に話した。
すると、心愛はしばらくして

「すっごいじゃん!」

って言って
一人興奮している。

周りの人たちは、不思議な目で見てるけど、
心愛が自分の事のように喜んでくれてるのがすごい嬉しい。

『心愛にだけ言ったんだからね?』

「わかってるよー!…あははッ」

その、あははが怖い。
でも心愛とはずーっと親友だから口は固いって知ってるから安心できる。

「あ、でもスキャンダルには気を付けてね?特に岡田和也さんとの!」

そう言って、
握っていた手を力強く握る心愛。

『どうして?』

「今人気の人だよ?!ファンから何されるか…」

そっか、、、
昨日はあんなに近くに居たけど本当は手の届かない存在なんだよな…

『うん。気を付ける!』


そうこうしてるうちにいつの間にか学校に着いていた。


< 10 / 14 >

この作品をシェア

pagetop