僕はあなたの狗だから
「じゃあこれよろしく。」


私は学校の宿題を昌史に渡した。


せっかくの日曜にこいつを家に呼んだのはそのためだった。

「やっておくよ。」

昌史は嫌な顔ひとつしない。


「じゃあ私出かけるから。」


私は昌史を部屋に残して家を出た。
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