Honey Jewel~密な関係~
メイドは私は邪魔ですか?と言わんばかりにそそくさと逃げようとした。
「芽依ッ・・・・行くな」
「へ・・・・・?」
「ちょ・・・ユウキ???」
ユウキはメイドの腕を引っ張った。
何でそんな事するの・・・?
メイドなんだから・・・
婚約者は私なんだからぁ・・・・。
「ひどぃ・・・ッ!!!!」
メイドに見せつけるかのように
ユウキの服の襟を引っ張り、無理矢理キスした。
いや、キス未遂。
すんでの所でユウキが止めた。
ただ、メイドからはしているように見えただろう。
何で止めるの・・・?いつもはちゃんとしてくれるじゃない?
このメイドのせいで・・・・・。
「あのね、あなた、邪魔なの。分かってよ。私たち婚約してるんだから」
「あ・・・・ぁ・・・・・は・・・ぃ・・」
見ると、メイドの膝はがくがくに震えていた。
今すぐ倒れそうだった。
メイドは走ってどこかへ行ってしまった。