Honey Jewel~密な関係~
「お前・・・?何して・・・」
「本気で好きじゃなかったってどういうこと?」
「は・・・・?」
段々、意識が戻ってきてるけど
抱きしめる力が強くなる。
「私としたキスも、本気じゃないって事・・・・?」
「それは違ッ・・・・」
「じゃ・・・・何?」
しばしの沈黙。
先に口を開いたのは、ユウキくんだった。
「ミソラは、親が決めた婚約者だ。別に好きで婚約者なワケじゃない」
「・・・・・・」
「お前とのキスは・・・・本気だよ?」
ドキンッ・・・・・。
本気だよ?
それって・・・期待していいの・・・・?
「なぁ、芽依」
「何ですか・・・・?」
私はユウキくんに回していた腕をどけた。
ユウキくんが私の顔の真っ正面に立った。
「俺と本気の恋・・・・しないか?」