Honey Jewel~密な関係~
そして、月に1回程度、お母さんに会うことができた。
ガラス越しに。
「元気だった?」
という母の顔は細い。
全然、覇気がない。
生きているのもやっと、という感じだった。
「おかあさ・・・・」
「お母さんね、本当に・・・やってないの・・・」
「うん。分かってる」
「ママは・・・お父さんの事・・殺すわけないんだからぁ・・」
「ママ、泣かないで・・・」
この冤罪をどう晴らすべきなのか・・・。
真犯人を捜さなくてはならなかった。
今まで、ためてあったお金を遣い探偵に調べてもらったり、
おばさんに手伝ってもらったり・・・
できる限り、犯人を見つけようとした。
そんなある日・・・・。
「芽依ちゃん、芽依ちゃん!」
「どしたの?おばさん・・・」
「真犯人、見つかったんだってッ!!!」
「え!!!・・・」
そのとき、既に事件発生から3年経っていた。
お母さん・・・よかった・・・・。