Honey Jewel~密な関係~
ていうか・・・まじで何この寒さは。
何だ・・・。
もしかして、俺・・熱がある・・・??
いや、熱ないと死んでるし・・・
「何考えてるの?コウキ?顔赤い」
「え・・・?赤い?」
凜が俺の額に手を当てる。
ひんやりしてる・・。
気持ちいい・・・。
「あっついなぁ・・・大丈夫?寝てなよ」
「悪ぃな・・・・」
俺は布団を再度被る。
ダメだ・・・多分、知恵熱。
凜が、毎日かわいいから・・・。
大人になっていってしまうから。
俺が・・・手の届かない場所へ行ってしまいそうだから。
絶対に・・・・離したくない。
「コウキ・・・?大丈夫・・・?」
「なぁ・・・凜」
俺は布団から顔をのぞかせ、凜に聞いた。
「風邪・・・うつしてもいい?」
「へッ・・・???」
天然・・・。
「だから・・・キス・・・していい・・・??」
「・・・コウキの風邪ならいくらでも頂戴?」
ふざけんなよ・・・。
可愛すぎて・・・・抱きしめたい。