Honey Jewel~密な関係~




「あれ・・・芽依さん」


「どうかしました?」



運転席から神谷さんの声が。


何か前方に人が見えると。



「え?お客さん?」


「そうらしいですね、私が訪ねてきましょう」



神谷さんは門の前で車を止め、門の近くに立っていた人に声をかけた。


なんだか・・・カッコイイオーラがでている・・・。


しかも・・・優しそうな・・・笑顔が・・・。



「何を見ている」


「ユウキ?何よ、ヤキモチ?」


「うるさい、黙れ」



冷たいんだからなぁ・・・。


でも、本当はヤキモチなんだって分かるよ?


だって、私の手を握る君の手の力が、少し強くなったから。


素直になればいーのに。


神谷さんが車に戻ってきた。



「芽依さん、あなたにだそうで・・・」


「私?」



私は車を降りた。



「芽依!!!」


「あ・・・あっくん!?」













< 94 / 130 >

この作品をシェア

pagetop