恋する少年 3rd
「なんだ? なんでココ・・・・つっ」
むくっと起き上がると、
こめかみに鈍い痛みが走り顔をしかめた。
「あー寝てなよ、てか、寝てなさい」
あさひに肩を押されて、
またベッドの中に逆戻り。
辺りを良く見ると、
「保健室?」
なんで? 俺、中庭にいた・・・ような?
きょろきょろあたりを見渡してる俺に、
「あんたいきなり倒れたんだからね!?」
とあさひのでかい声で俺を睨んだ。
つーか、頭に響くんですけど・・・・
頭に手を当てながら、
目を細めてあさひを睨み返す。
「でかい声出すな。ってか、倒れたってなんだよ?」
「熱よ。熱っ8度もあったんだからね!」
まじかよ・・・・・
頭に当てていた手をそのまま横にスライドさせてでこへとやった。
うん。確かに
「熱いかも」
「当たり前でしょ? 8度って言ったじゃん」