恋する少年 3rd



なんかこんな相談すんのってハズイ。


これからぜってぇ言わねぇ・・・





自分の中で密かに誓っていると、





「ほんとにそれだけ?
なんっかおかしいなぁー」



「明日・・・あ。
おい、勇作。明日ってさぁ・・・・」



「・・・・・・あぁ。なるほど。
それは確かにキレるな・・・・・」





俺抜きで交わされていく会話。

しかもしっかり理由がわかった模様。




「何!? なに!!」


「お前なんで明日開いてないの?」


「だから何!!」


「答えてから。なんで」



聞いても答えてくれない。

でも知るために、
仕方なーく俺を見つめてる勇作に、





「明日雄大ん家行って、
ゲームしようかと・・・・」




正直に言ったものの。


勇作は額に手を当て呆れ、

雄大は頬ずえを付いていた手がズルッと落ちた。



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