キラキラ☆サン ビーチ
―――― 見つけた。



「桐谷ー」


「ん?愛川、どうした」


こいつー、あたしが走り回って探していたのに
のんきに休んでいる。



「どうした?」


「これっ」


少し溶け始めてきている氷水を桐谷に差し出した。


「何、これ?」


「具合が悪いと思って作ってきたの。

いらないの、いるの?」


「使います、使います…」


ふぅー。
桐谷に氷水も渡したし、これであたしもお昼が食べられる。


桐谷に横に腰をおろし、貰ったお弁当を開けた。



「なんで作ってくれたの?
氷水なんか…」


「んー、桐谷が具合悪そうだったから。
今日は1回もあたしのとこにサボりに来なかったじゃん。
だから具合でも悪いのかなーって思ったの」


「あっそ」



ヤバッ、このお弁当おいしい!
卵焼きとかふわふわしている。







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