キラキラ☆サン ビーチ
「桐谷先輩は俺の憧れです!」



憧れねぇ~……


1年の部員ほとんど……
違う、このバスケ部の全員が桐谷を慕っているのはなんとなくわかる。


あたしたち4人でいる時とは違う顔を見せている……





ガタンッ!!


リングに当たった。


「あぁ~、惜しいっ」


桐谷がゴール下でシュートしたが、外してしまった。


もうちょっと高く上がっていたら……



「桐谷ー!!!頑張れーー」


あたしの声が届いているかなんてわからない……
でも、あたしは声を出した。



「桐谷ー!」


バスケのルールなんて分からない。
でも、コートを走っている人達をみると体がどんどん暑くなる!



「あっ、ボール持った!」


コートの真ん中辺り。
周囲に見方も敵も無し。


これってもしかして……


チャンス、到来??







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