鏡の中の彼と彼女   ~第二章~
そんな自分に驚き


止める術もなく


ただ呆然と泣いていた


目の前の香織が心配そうに見ていたが


すぐに微笑んで溢れている涙を拭いてくれた


頭を撫でられて


幼かった自分に戻ったようだった
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