鏡の中の彼と彼女   ~第二章~
「啓吾さんは怖くてないから大丈夫です」


「…キスしても良い?」


抱き締めながら啓吾は耳元で囁いた


香織はコクっと頷いた


ゆっくり香織を離して顔を少し傾け唇を寄せた


後数センチの所で止めて


香織の震える唇に親指で軽く撫でた
< 27 / 131 >

この作品をシェア

pagetop