鏡の中の彼と彼女 ~第二章~
無言で車に乗り走り出す
啓吾は何も喋らず前をずっと向いたまま運転していた
香織も声を出すことが出来なかった
数十分走り香織のマンションの前に着いた
「…」
「啓……桂店長、ありがとうございました」
(バタン)
「っ…」
啓吾の姿で『桂』と呼ばれた事がこんなに辛いと思ったのは初めてだった
啓吾は何も喋らず前をずっと向いたまま運転していた
香織も声を出すことが出来なかった
数十分走り香織のマンションの前に着いた
「…」
「啓……桂店長、ありがとうございました」
(バタン)
「っ…」
啓吾の姿で『桂』と呼ばれた事がこんなに辛いと思ったのは初めてだった