先生と彼氏。
「…………うん。」



「ひー君ちは、すごいねぇ。なんでもあるねぇ。おうちもおっきいし。
なこ、『かたな』ってテレビでしかみたことないよ。」



………………『刀』。
そう、刀があった。でも刀ぐらいある家には有るもの。
それだけじゃヤクザとは―――。



「すごくなんかないよ。僕からしたら、なっちゃんの家の方がだんぜん良かった。でも、だからってなっちゃんが僕んちの子になるのはもっとイヤだけど。」
< 399 / 415 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop