明日への扉
完全に一人ぼっちのスタート。
こんな事は初めてで…
人見知りの性格も加わり、誰とも話せない日々が続いていた。
食欲もなくて、お母さんの作ってくれるお弁当も、全部食べられない。
これじゃいけないって、思うんだけど。
どうしたらいいか、分かんないんだ…。
「ねぇ、石川さん。」
先生以外の人に初めて名前を呼ばれ、ビクッとして振り向いた。
太陽みたいなニコニコ笑顔の、女の子。
確か、同じクラスの…
「石川さんって、のぞみって名前なの?」
彼女の名前を思い出してるうちに、重ねて質問された。
「う、うん… 希望の希で、のぞみ。」
「やっぱりそうなんだー! 私の妹も、のぞみっていうの。妹は平仮名だけどね。 何だか親しみ感じちゃうー!! ね、友達になろうよ。 私、川原美穂。 美穂って呼んでね!」
オドオドしてる私とは対照的に、機関銃のように話し続ける彼女。
こんな事は初めてで…
人見知りの性格も加わり、誰とも話せない日々が続いていた。
食欲もなくて、お母さんの作ってくれるお弁当も、全部食べられない。
これじゃいけないって、思うんだけど。
どうしたらいいか、分かんないんだ…。
「ねぇ、石川さん。」
先生以外の人に初めて名前を呼ばれ、ビクッとして振り向いた。
太陽みたいなニコニコ笑顔の、女の子。
確か、同じクラスの…
「石川さんって、のぞみって名前なの?」
彼女の名前を思い出してるうちに、重ねて質問された。
「う、うん… 希望の希で、のぞみ。」
「やっぱりそうなんだー! 私の妹も、のぞみっていうの。妹は平仮名だけどね。 何だか親しみ感じちゃうー!! ね、友達になろうよ。 私、川原美穂。 美穂って呼んでね!」
オドオドしてる私とは対照的に、機関銃のように話し続ける彼女。