明日への扉
軽くウォーミングアップしてるころ、スタートのピストルの音がした。




一人目… 二人目…



バトンが渡され、私のチームは4位。



ま、抜かれてビリにならないよう、頑張りますか。





バトンを受け取り、部活でダッシュ練習するくらいのペースで、走り出した。




すると… あれ?




前の二人を、軽く抜いてしまった。




そんなに、力入れてないのに。



遅い人だったの? 前の人達。




とにかく、前には、あと一人。



それも距離が縮まってる。



いける?



でも200メートルは、やっぱりキツい。



自分のペースが、落ちてきたのが分かる。



だけど…



あと少し…




負けたくない。






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