明日への扉
背中
「あっついね〜」
下敷きをウチワ代わりにして、パタパタと顔に風を送る。
制服も夏服になり、太陽の位置も随分高くなった。
梅雨の中休みで、久々に太陽が顔を出す。
でもその分、一気に気温も上がって蒸し暑い。
「それにしても。うちのクラスの男子、ガキだね。」
仲良しグループの一人、純ちゃんがチラッと私の後ろに視線を送る。
振り返ると、教室の後ろで数名の男子が、野球をして遊んでる。
ホウキをバット代わりにして。
「ほんと… 無邪気だね。」
美穂の声に、みんなが頷く。
「私さ、バスケ部に素敵な人見つけたんだ。3年生みたいなんだけど。クールでカッコいいんだよー!」
純ちゃんのキラキラした声に、周りのみんなが吸いよせられる。
「えーっ、そうなの?」
「見たーい!」
そこから、ドコの誰がいいとか、一気に会話が広がっていく。
下敷きをウチワ代わりにして、パタパタと顔に風を送る。
制服も夏服になり、太陽の位置も随分高くなった。
梅雨の中休みで、久々に太陽が顔を出す。
でもその分、一気に気温も上がって蒸し暑い。
「それにしても。うちのクラスの男子、ガキだね。」
仲良しグループの一人、純ちゃんがチラッと私の後ろに視線を送る。
振り返ると、教室の後ろで数名の男子が、野球をして遊んでる。
ホウキをバット代わりにして。
「ほんと… 無邪気だね。」
美穂の声に、みんなが頷く。
「私さ、バスケ部に素敵な人見つけたんだ。3年生みたいなんだけど。クールでカッコいいんだよー!」
純ちゃんのキラキラした声に、周りのみんなが吸いよせられる。
「えーっ、そうなの?」
「見たーい!」
そこから、ドコの誰がいいとか、一気に会話が広がっていく。